金型を用いる射出成形の種類

さまざまな種類がある成形法の中で、金型を用いてプラスチックなどの素材を加工する方法を「射出成形」と呼びます。材料を溶かして金型に送り込んだ後、冷やして固めることで目的とする成形を行います。射出成形は連続して素早く大量の部品を製造できることが特徴で、複雑な形状にも対応することが可能となっているため、テレビや洗濯機などの電化製品から日用品まで幅広い分野で利用されています。現在は、「真空・圧空成形」「圧縮成形」「ブロー成形」「押出成形」の4種類が射出成形の主流となっており、どの方法選択するかは製品の形状と種類によってある程度決まります。

真空・圧空成形は、熱を加えて軟化させた板状のシート樹脂を型に密着させ、その間を真空状態にして真空圧をかけて形を作り出す方法です。片面だけを成形するため精度が低く、型のコストが安いプラスチックのトレーなどの生産に適しています。圧縮成形は、材料を加熱された金型に入れて140~180度の熱と上型から圧力を加えて成形する方法です。材料には熱硬化性樹脂が使われることが多く、耐久性が求められる航空関連部品などに利用されています。

ブロー成形はパイプ状の樹脂を金型で挟み、中に空気を吹き込み膨張させる方法です。空気を吹き込むためボトル状の製品に適しており、ペットボトルやパイプなどがこの成形によって作られています。押出成形は、軟化させた素材を圧力で押し出して形を作る製造方法です。単純構造なので金型を安価に作れることが特徴で、ホースなど押し出されて出てくるものが製品となります。

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